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居住地域の自然や文化遺産をあらためて見直す(小平市)

 

小平の地は江戸時代初期に玉川兄弟が玉川上水を完成させるまでは、大変水に不便な荒地でした。

 

江戸城の漆喰壁に必要な石灰の運搬のため青梅街道が、江戸に炭や薪を運ぶために五日市街道が整備されると、次第に開拓も進み、屋敷森に囲まれた農家が並び、短冊型の畑が広がるようになりました。

 

しかし近代化が進みその面影は大きく変化しました。先人達の血の出るような苦労の末、発展してきた歴史をしのび、郷土の文化に対する理解を深め後世に伝えるため、平成5年5月、小平ふるさと村が開村しました。

 

寄贈された開拓当時の民家等を移築、復元しています。明治時代後期の郵便局もあります。市民の学びと憩いの場になっています。