万教帰一

 3つ目の柱である「万教帰一」とは、あらゆる宗教の神髄は共通しているという教えです。万(よろず)の教えを「生長の家」に統一するという意味ではなく、下から読んで“一つの教え”が万の教えとして展開しているという意味を表しています。宗教間に違いがあるのは、それぞれの宗教に文化的な違いが現れているからだと考えます。“目玉焼き”に喩えると、中心部分の“黄身”を普遍的な根本真理と見立て、それぞれの宗教が共有していると考え、一方、周縁部分である“白身”は、文化、民族、時代などの違いによって変化する部分であると考えます。

 世界の各宗教が、この中心部分(黄身)の共通性と周縁(白身)の多様性をお互いに認め合うことによって、宗教間の対立は消える、と考えます。それを端的に表わした言葉が「万教帰一」という教えであり、私たちは、この教えを広めることで、世界平和の実現を目指しています。

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