「 三世の諸仏とともに」久都間教化部長の信仰随想


教化部長 久都間 繁

 

 

 谷口清超先生が著した『「正法眼蔵」を読む』(行仏威儀の巻)の一節に、「三世の諸仏が火炎裏で法を説く」という言葉がある。諸仏がどのように法を説かれるのかと読み進めてみると、どうやら過去・現在・未来に亘り、しかも森羅万象となって法を説いているのだ。私はこの言葉に出合ったとき、潜在意識のどん底まで仏の光に照らされて、救われた想いがした。

 

 私たちの常識は、過去に起こったことは〝変えられない〟と想っている。しかし、それを浄化し、成就できればこそのみ教えであり、罪からも、どんな迷いからも救いの道が開けるのである。たとえば、なぜ過去に犯した「罪が消える」のかと云えば、「神は渾ての渾て」であるからである。つまり神(仏)の在さないところなど何処にもないのであり、過・現・未を貫き、宇宙を貫いて仏の慈悲の光は偏在し給うているのである。

 

 「救われる」あるいは「罪が消える」とは、宇宙を貫きて生くる〝神〟と出逢うことである。この神のことを生長の家では実相とも宇宙大生命ともいう。それは天地の万物となって現れてい給うのだ。谷口雅春先生は、「観世音菩薩は尽十方無礙光如来の大慈悲の顕現にてあり給う」(観世音菩薩を讃うる祈り)とお説きくださっている。つまり私たちの罪を浄め、救うために現れ給うのが観世音菩薩であり、それが天地一切に充ち満ちているというのが「大調和の神示」に説かれた、「汝ら天地一切のものと和解せよ」の教えの真意である。

 

 生長の家講習会(三月十五日)に向けて、皆さんは参加していただきたい人の名前を祝福名簿に書いて、日々の神想観の折に「○○さんありがとうございます」と感謝・讃嘆の祈りを捧げている方も多いと思う。なぜそのような祈りを行うのかと云えば、祝福の祈りは講習会の推進のみならず、その真の目的は、ご縁あって私たちの前に現れたすべての人の実相を拝ませていただくことにあるからである。彼らは私たちの罪を浄め、因縁を成就し、救いへと導く〝観世音菩薩〟にほかならないのだ。つまり私たちを取り巻くお一人おひとりは尽十方無礙光如来の現れであり〝神のいのち〟であり、その実相の光を拝むのが祝福の祈りである。

 

 講習会の推進が大いなる菩薩行であるのは、挺身、致身、献資の愛行を捧げることで、気がつけば私たちの周りに光に充ち満つる浄土が現実に現れるからである。そのような精進の機会が二年に一度巡ってくるのだ。それは私たちの信仰を深化させ、大調和の世界を各家庭にもたらし、世界に〝新しい文明〟を実現するための一里塚を築くことであり、子々孫々のための夢と希望に充ちた未来の実現を一歩一歩着実に推し進める菩薩行にほかならないのである。

 

 三月に開催される講習会の推進は、大いなる前進と浄化と生長の機会である。今こそ三世の諸仏とともに祝福の祈りを行じ、愛行を通してご縁ある人びとの心に〝真理の灯〟を点ずるときなのである。 

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コメント: 1
  • #1

    吉村 聖彦 (日曜日, 02 2月 2020 20:52)

    力強いお言葉ありがとうございます。
    栃木教区も6月7日の講習会に向けて推進しておりますが、大いなる力となりました。
    3月15日の講習会も案内いただきましたが多くの方に推進して参ります。