2012年5月19日(土) 22:35 JST

観世音菩薩の声を聴く(5月)

東京第二教化部長 各務 洋行

3月11日、東日本に巨大地震が発生し、大津波による甚大なる被害が出ました。更に原子力発電所からの放射能漏れ、それによる二次災害も出ています。一刻も早い復興を祈念すると共に、被災されました多くの方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。
 今、日本全国から世界から、救援の手が差し伸べられていますが、大変な思いを耐えている被災地の方々を思うと、私達も今出来ることを真剣に考えて行動に移さなければなりません。3月23日付けで、各組織を通して義援金、そして被災者慰霊・支援の為の祈りや聖経読誦の実施をお願い致しました。今後も引き続きお願い致します。

その地震について、阪神淡路大震災の時、谷口清超先生は次のようにご教示下さいました。

 「自然現象についてのものの考え方は、もっと長期的に考えるとともに、国家全体の心の現れとして捉えることが必要です。…『その被害地』の人々の心だけではなく、その国民全体の心の影として、その局部に現れてきた現象である」(「無駄なものは一つもない」42頁)

 続いて、日本国の形を人間の身体に例えて、「阪神当たりが子宮。日本の国に堕胎をする人が増えてきて、〝生産拠点〟に激しい災害が象徴的に起こった。それはそこに住む人の責任ではなく、全体的な傾向がそこに出た。例えば直腸癌が起こるにしても、その直腸が悪いことをしたわけでなく、その人全体が引き起こしたものである。つまり、国家全体としてもっと人命を尊重せよと言う啓示である」と、大要このようにご指導下さいました。
 では今度の大震災の場合はどうか。総裁・谷口雅宣先生は今回発表された「自然と人間の大調和を観ずる祈り」の中で次のようにご指導下さっています。

 「大地震は〝神の怒り〟にあらず、〝観世音菩薩の教え〟である。我々がいかに自然の与え合いの構図から恩恵を得てきたかが、それを失うことで実感させられる。…自然界の精妙かつ膨大な仕組みとエネルギーを軽視し、蹂躙する愚を犯せば、文明生活は一瞬にして崩壊することを教えている。我々の本性である観世音菩薩は、『人間よもっと謙虚であれ』『自然の一部であることを自覚せよ』『自然と一体の自己を回復せよ』と教えているのである」

 つまり今回の震災は、私達人類が自然を利用し破壊する生き方を是正する為の「観世音菩薩の声」だった訳です。 先生は続いて次のようにご指導くださっています。

 「何かが契機となって人々を眠りから醒ます必要がある。…そんなとき、『この作品は間違っている!』と強く訴える人が現れるのである。そんな“内なる神の声”を1人や2人が叫び続けてもなお、多くの人々に伝わらないとき、それを集団による合唱で訴える役割が必要になるー『この作品は描き直し、造り直す必要がある!』と。現象の不幸を表した人々は、そんな尊い役割を果たしている。これらの人々こそ、我々の良心であり、“神の子”の本性の代弁者であり、観世音菩薩である。」

 皆さん、震災に遭われた人達は、身を賭して私達を導く観世音菩薩であるというのです。「人間と自然は一体である」ことを私達は今こそ真剣に学ばなければなりません。捨身をしてまでも私達を導こうとした「菩薩様」の声を決して無駄にしてなりません。

 「観世音菩薩」の声をしっかり聴く。その本源が「生長の家総本山」にあります。生長の家大神は、神道的には「住吉大神」ですが、仏教的には「観世音菩薩」なのです。そして今回の団参は、まさに観世音菩薩に相応しい機会と言えます。今回(519~22)は通算で333回目。おまけに教区として連続目標突破33回目がかかっている。また、槇と楠を植樹して3年目。谷口雅宣先生が総裁に襲任されて3年目。こうも3と3が続けば「観世音菩薩」が呼んでいるとしか思えません。また初代講師会長、片岡環先生作の「聖観世音菩薩像(龍宮住吉霊宮に祭祀)」も呼んでいる…。

 皆さん、団参に行って「観世音菩薩」の声を体で聴き、「自然と共に伸びる運動」を大展開していきましょう。それが私達の大いなる「被災者慰霊・支援」であると思います。
  • 2011年4月24日(日) 21:41 JST
  • 投稿者:
    master

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