2012年2月 6日(月) 19:11 JST

愛はこの世で花を開き、神の国で実を結ぶ(3月)

東京第二教化部長 各務 洋行

 今年に入ってから、日時計日記に次のように書くことをお勧めしております。

 「神の子の○○君(ちゃん)、生まれてくれてありがとう
 ○○さん、結婚してくれてありがとう
 お父さん、お母さん、生んで下さってありがとうございます」

 この言葉は家庭大調和の原則が入って素晴らしいものですが、実践した人から次のようなお話しを聞くことが出来ました。「この言葉を、早速日時計日記に書きました。そして良人に直接〝結婚してくれてありがとうございます〟と言ったところ、顔を真っ赤にして喜んでくれました。それが嬉しくって嬉しくって、愛の表現がこんなにも素晴らしいとは思っていませんでした」と、もうニコニコの笑顔で話してくれました。たったひと言の愛の言葉でも、こんなにも喜びが出るものなのですね。愛の力をあらためて感じさせていただきました。さて、その愛について、先日ある書店で有名な「しあわせの王子」の絵本を読みました。オスカー・ワイルド作で内容は大要、次の通りです。

 「北の国のある町に、金や宝石で出来た王子様の像がたっていました。立派なもので〝しあわせな王子〟と呼ばれていました。ある時、南へ渡るツバメがそこで休んでいると、王子様が泣いていた。ツバメ「どうしたのですか」 王子「困っている人達を見ると涙が出てくるんだ。あの病気をしている子供の家に私の剣からルビーをとって届けておくれ」王子様のやさしい気持に打たれツバメはルビーをくわえて持ってゆきました。そして、どんなに喜んでくれるだろうと思うと、ツバメは心が暖かくなってくるのでした。次の日、もう南の国へ帰らなければならないツバメを引き止めて王子はまた頼むのです。「何日も食べずにいるあの若者に私の目からサファイヤをとって届けておくれ」また、次の日は「あのマッチを落として泣いている女の子にもう一つの目のサファイアを届けておくれ」それからツバメは王子様の目となり、町で困っている人を見つけて王子様にお話しするのです。王子様は体の金を一枚一枚はがしてツバメに届けさせました。そして王子様はすっかり灰色に変わってしまった。ある雪の日、寒さに震えながらツバメは「王子様のお手伝いが出来て、ぼくは幸せでした。ありがとう…」と言って亡くなりました。王子様も悲しみのあまり胸が張り裂けました。そのころ天国では神様が天使たちに命じていた。「あの町で一番美しく尊いものを見つけてここに持っておいで」天使たちはすぐ雪に埋もれているツバメの亡きがらと王子様の像を見つけ天国に連れていきました。こうして、ツバメと王子様は天国でいつまでも幸せに暮らしたと言うことです。」

 私は、これを読んで胸がいっぱいになりました。ただ人の為になる行為、これこそが〝愛〟そのものなんだと。そして〝愛〟は人の心を動かす力があるものだと。

 皆さん、私たちもこの王子様やツバメのように愛深くなろうではありませんか。愛の表現をしようではありませんか。きっと自分の周りには、顔を真っ赤にして喜んでくれる人で一杯になると確信します。また更に、愛はそれだけに留まらないと谷口雅春先生はお説き下さっています。つまり、王子様やツバメのように実を結ぶのであると。

 最期にその「智慧の言葉」を紹介します。

 「今まで注がれた愛で、いまだ無駄であったものはない。愛はこの世で花を開いて皆のものに喜ばれ、神の国で実を結ぶ」 (『ひかりの語録』160 頁)

  • 2009年2月17日(火) 21:56 JST
  • 投稿者:
    master

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