祝福、それは伝道の精神的基礎工事(8月)
東京第二教区教化部長 各務 洋行
かつて「光の泉(H3・7)」で紹介されたお話です。工務店社長の外崎光夫(元相愛会函館教区連合会長:故人)さんは、Y氏より家の発注を受けた。ところが建築中に何回も変更され費用がかさみ、工期も遅れた。それを理由に代金を払ってくれず、最後には「このわからずや。馬鹿野郎」とお互いけんか別れになってしまった。そんな時、生長の家に触れ「憎んでいるY社長とそのご家族、ご先祖様の幸福を祈りなさい」と指導を受けるのです。辛かったけれど、2週間ほど「笑顔のY氏」を祈っていると、Y氏からすぐ来るように電話があった。「キミに聞くが、何か信仰しているのか。どうもこの3、4日キミのことが気になってしようがないんだよ」そして全額支払ってくれたと言うのです。
皆さん、どんな人でも幸福を祈ってあげるとそれが通じ、素晴らしい結果を生むものなのですね。大聖師・谷口雅春先生は、その「愛念、祝福」は更に「伝道にも繋がる」と次のようにお説き下さっています。
『宗教人が一人の人を救おうと思って近づくときには、その基礎工事が必用であり、精神的に基礎工事を造って置かないでいて、突然、“あの人を信者にしてやろう”位の単純な動機で、なにほどの愛念も持たずに相手に近づいて往って、相手が、自分の説くことに共鳴しないからとて、すぐもう其の相手を見限ってしまうようなことではならないと云うことである。真に愛があって相手に近づくならば、日数をかけて、遠隔思念的に相手に愛念を放送し、精神的基礎工事を完了してから後に、相手に道を説いてこそ、反発もなく受け容れて貰うことができるのである。』(『ふりそそぐ愛の奇蹟』134頁より)
これはスター・デーリーが獄中である若い囚人を救った時の谷口雅春先生の文章です。要約すると、この囚人は常に恐怖観念と自己破壊願望を持っていて、誰も受け容れない。デーリーは何とかして彼を救いたいと思い、愛の建設的な光明思念を約一週間送りました。するとその囚人は平和な精神になっていき、結局デーリーを受け容れ、救われることになったのです。
愛念、祝福は真理を伝える「精神的基礎工事」にもなると云うことです。祝福名簿で祝福することが如何に大切か分かりますね。また更に大聖師は、祝福について「あなたと同車した人々を祝福すること」と題して、次のようにお説き下さっています。
『あなたが善念の言で、同車している人々を祝福し、その人々の幸福を祈ってあげた事は、それが種となり、発芽して其の人が実際救われるまで決して亡びることはないのである。』(新版『真理2巻』162頁)
「一度祝福したことは成就するまで消えない」なんて素晴らしいことでしょう。こうなってくると、どんどん祝福せずにおられませんね。
講習会まであと二ヶ月半、この「精神的基礎工事」をしっかり行いつつ、講習会にお誘いしましょう。そして「キミのことが気になって」という声を多くの方から聞こうではありませんか。
- 2008年7月15日(火) 14:44 JST
-
- 投稿者:
- master
-